医療職とは医療従事者とも言われ、資格の保持に関係なく医療に携わる職員のことをまとめた名称となっています。医師や看護師、救命救急士、薬剤師、保健師、理学療法士、医療事務などたくさんの職業があります。
専門分野に分かれてそれぞれが医療に携わることで、さまざまな状態の患者に対応しています。患者のニーズが多様化している中、たくさんの医療職の職員に支えられながら医療は成り立っています。
医療職はそれぞれの分野で接する患者が異なり、仕事内容や働き方が変わってきます。共通していることは何かしら不安なことや体の不調を抱えている人が対象となることです。そのため、不安な気持ちになっている人や治療に後ろ向きになってしまっている人、自分がつらい状態だからと横柄な態度を取る人などたくさんの人たちと接することになります。
コミュニケーション能力が求められ、感情をコントロールして対応しなくてはならないこともあるでしょう。そのため、精神的にストレスが溜まってしまうことが懸念点です。
また、医療職の人材不足もあり、職員にかかる負担が増えています。しかし医療は日々進歩しており、高度な医療技術を取り入れるためには職員もその技術を扱えるように学ばなければなりません。日々の業務に加え、新しい技術や知識の習得など、学ぶことも多く苦労します。
病院側が医療職の苦労を理解し、どのように改善すれば現場が楽になるのか現場レベルで見ることが大切です。現場の負担にならない改革を考えることが必要になるでしょう。